2016年12月28日水曜日

年末のご挨拶

日本現代詩歌文学館は、
本日12月28日から1月4日まで
年末年始休館となります。
 
師走の慌ただしさを過ぎ、
すでに休館となった館内はひっそりと。
 


 

詩歌の森公園も、
穏やかな午後を迎えております。
 
 
 
 
たくさんの方に支えていただきながら、
 今年も様々な仕事をさせていただきました。
本年中のご厚誼に感謝申しあげますとともに、
来る年の皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
 
 M.Y

2016年12月27日火曜日

詩歌の森の季語さがし③

 
先週土曜日の
詩歌の森公園。
 
 
風は冷たいですが、
陽射しはとてもあたたかな日でした。
また雪が降る前に・・・と
季語を探しにでかけました。
 
 
ほとんどの木々が葉を落してしまい、
すこし寂しげな詩歌の森公園でしたが・・・

 
足元から視線をあげてみると、
美しいながめが広がっていました。
冬の季語「枯木立」です。
 
 

 

今日の日の空を支へて枯木立 星野立子
 
*『星野立子全集』第一巻(1998年、梅里書房)より引用
 
H.H


2016年12月21日水曜日

事件!?


「大変です! がこんな姿に!!」


ガーン(*_*)

 
 
早速修復に向かう学芸員☆

高さは4メートルくらいか?
そろりそろりと・・・


 

 
 「もうちょっと右!」 「あと10センチ上!」と
下から勝手な指令を出しながら、
無事作業終了(^_^;) 
 


も元通り、宙に浮かんでいます。
 
 T2
 

2016年12月18日日曜日

赤人と虫麻呂

古典文学講座
「万葉のうた人たち」
12月17日(土)にその第4回を開講しました。
 
今回の「うた人」は
山部赤人と高橋虫麻呂。
 
 
まずは二人が共通して詠んだ
富士山の歌(長歌と反歌)を取りあげ、解説。
 
赤人の反(短)
「田子の浦ゆうち出でてみれば真白にぞ不尽(ふじ)の高嶺に雪は降りける」

はご存知の方も多いでしょう。
 
穏やかな語り口の佐々木民夫先生
 
後半は「叙景歌人・赤人」の吉野の歌と、
「伝説歌人・虫麻呂」の“真間の手児奈”の歌を
それぞれの特長に触れながら鑑賞。
 
この講座の多くの受講生は
短歌や俳句の実作者。
皆さん、自らの創作上のヒントも得たようです。
 
古典講座に限りませんが、
受講生の皆さんの勉強熱心な姿勢には、
いつも感心させられます。
われわれ職員も大いに見習わなければ…
 
toy

2016年12月17日土曜日

いいぞ、がんばれ‼

現在(12/17午後)北上の積雪は31㎝、
まだまだ降り続けています。
この時期としてはかなりの大雪となりました。
 
大人は雪掻きにうんざり。
でも、こどもたちは元気。
大声で笑いながら雪合戦をしていました。
 
 
2016年12月17日(土)16:00 詩歌文学館玄関前
 
 
いいぞ、がんばれ、
未来は君たちのものだ‼
 
 
toy

2016年12月15日木曜日

詩歌の森の季語さがし②

12月11日、日曜日。
前日の夜から降り続いた雪で
詩歌の森公園も真っ白になりました。


この日の朝、
文学館の松の木の雪吊りの作業が行われました。
雪の重さで枝が折れてしまわないよう、
木を縄で吊りあげる「雪吊」。
冬の季語です。


 
まずは柱の準備から。
 
縄をつたわせていきます。
 
ピンと張って完成。
大変な作業をありがとうございました。

雪吊をしたことで、
毎日目にしている松の木が
凜とした冬の表情に変わったように感じました。
 
 
雪吊の松を眞中に庭廣し  高濱虚子
 
*『定本虚子全集』第四巻(1950年、創元社)より引用
 

H.H

詩、短歌、俳句、川柳、募集中‼

師走も半ばとなり、
いよいよ本格的な冬の到来です。
 
 2016.12.15 喫茶室より
 
ところで…
 
すでにこのブログでもご案内しましたが、
開催中の「スポーツと詩歌 2016」展にあわせて、
スポーツに関する詩歌作品を募集しています。
 
今日は同展会場から、
選者の皆様の作品をご紹介します。
(展示順)
 


川柳・桒原道夫氏
 
短歌・大辻隆弘氏
 
詩・岩木誠一郎氏
 
 俳句・照井翠氏
 
 
優秀作には賞品があり、
さらにその作品を自筆でお書きいただいたうえで、
当館で展示します。
 
締切は来年1月31日、
応募方法は簡単!
トップページ左側のメニューから、
作品募集のバナーをクリックしてください。
皆様のご応募をお待ちしています。
 
toy
 


2016年12月8日木曜日

詩歌の森の季語さがし①

 
当館に隣接している
詩歌の森公園。
 
 
過去の当ブログより
 
四季折々、
どの季節もうつくしい景色が広がっています。
 
「こどもの俳句教室」の短い時間で
すぐにたくさんの季語を見つけだすこどもたちのようには
いかないかもしれませんが・・・
 
一年を通して
詩歌の森公園や雑草園で季語を探して、
ご紹介していきたいと思います。
 

季節は山も眠る冬、ですが、
早速、季語をひとつ見つけました。

 
冬の季語「冬芽」です。
葉はほとんどすべて落ちてしまい、
枝の先のふくらんだ芽が空に映えていました。
正面玄関の向かって左手にあるブナの木です。
 

この日の北上の気温は2度。
雪は降っていないものの、
公園にもひんやりとした空気が満ちていました。



冬木の芽光をまとひ扉(と)をひらく  角川源義

*『角川源義全句集』(1981年、角川書店)より引用
 

H.H


2016年12月4日日曜日

月と金星

 
2016年12月3日(土)17:00 詩歌の森公園
 
 
toy


ウォームシェアスポット?

岩手県の省エネ・節電キャンペーンの一環として
この冬設置された
「ウォームシェアスポット」
 
 
 
〈ウォームシェア〉とは
「一人一台の暖房をやめ
家庭や地域の暖かい場所をみんなでシェアすること」
だそうです
 
当館も登録施設になっています
 
閲覧室での詩歌書の閲覧や
展示室、井上靖記念室のご見学はもちろん
 
自由にご利用いただける喫茶室
(持ち込みもOK)
 

お子さま向けの絵本や
ことば遊びのおもちゃを揃えた
コーナー
 

2階休憩スペース
 
どこも日当たりバツグンで
景色も◎
 
そしてもちろん入館無料‼
 
この冬詩歌文学館は
パワー*&ウォームシェア スポットとして
皆様のお越しをお待ちしています
*2016年12月2日の当ブログ記事参照

 
 
toy


2016年12月2日金曜日

ことばのパワースポット‼

現在開催中の
「スポーツと詩歌 2016」展会場に設置した
「ことばの聖火台」
 
 
 
 
最初はこんな感じでしたが、
 
半年経った現在は…
 

 
このとおり‼
 
皆さんの思いを集めて
赤々と燃えあがっています
 
 
 
 
 

言霊(ことだま)の館(やかた)
詩歌文学館は
ことばのパワーが漲る場所
 
そう、まさにここは
 
パワースポット‼
 
 最近疲れ気味のあなたも
詩歌文学館に来れば元気になるかも!?
 toy