2016年12月18日日曜日

赤人と虫麻呂

古典文学講座
「万葉のうた人たち」
12月17日(土)にその第4回を開講しました。
 
今回の「うた人」は
山部赤人と高橋虫麻呂。
 
 
まずは二人が共通して詠んだ
富士山の歌(長歌と反歌)を取りあげ、解説。
 
赤人の反(短)
「田子の浦ゆうち出でてみれば真白にぞ不尽(ふじ)の高嶺に雪は降りける」

はご存知の方も多いでしょう。
 
穏やかな語り口の佐々木民夫先生
 
後半は「叙景歌人・赤人」の吉野の歌と、
「伝説歌人・虫麻呂」の“真間の手児奈”の歌を
それぞれの特長に触れながら鑑賞。
 
この講座の多くの受講生は
短歌や俳句の実作者。
皆さん、自らの創作上のヒントも得たようです。
 
古典講座に限りませんが、
受講生の皆さんの勉強熱心な姿勢には、
いつも感心させられます。
われわれ職員も大いに見習わなければ…
 
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