2017年1月31日火曜日

詩歌の森の季語さがし⑤

 
まだまだ雪の残る
詩歌の森公園。
 
公園へ出ると、
雪だるまに三体ほど出会いました。
しばし見つめあって
季語探しへ・・・。
 

◇
 
正面玄関脇の池のそばで、
すすきを見つけました。
 
 
穂絮もすべて飛んでしまったのか、
すっかり枯れている様子ですが、
雪や氷に囲まれてもまっすぐ伸びています。
枯尾花(枯芒)は冬の季語です。
 

◇
 
ともかくもならでや雪の枯尾花 松尾芭蕉
 
H.H
 
 


2017年1月22日日曜日

困難を乗り越えて―東北の詩人と、中国の詩人

中国の気鋭現代詩人5氏と、
岩手、宮城、福島で活動を続ける詩人5氏による、
「東北詩人×中国詩人 交流座談会」が
当館で開催されました。
 
主催:国際交流基金/共催:北上市/協力:当館
 
テーマは
“困難から生まれる詩”
 
日本の東日本、
中国の四川における大震災をはじめとする
自然災害、天災、
それにともなう人災、
政治や社会、歴史上の問題、
ひとりひとりが抱える苦しみ…
 
 
多くの困難がある中で、
詩人はそれとどう向き合うか、
詩のことばには何ができるのか、
そして、
わたしたちひとりひとりはいかに生きていくのか
 
大変重いテーマとなりましたが、
すべての人が共有する問題に、
真摯に向き合い、
率直に語り合う会となりました。
 
 
 

日中それぞれの詩人による自作朗読の後、
 
予定時間が過ぎても、
会場からの質問や意見が止まらず、
大変な盛り上がりとなりました。

 
 左より通訳担当、竹内新(司会)、葉匡政、秋亜綺羅、周瓚、文屋順、
桑克、和合亮一、鄭小瓊、東野正、冷霜、菊池唯子、通訳担当 (敬称略)
 
閉会後も、
登壇者同士はもちろん、
来場者も交えて情報や意見、
さらに連絡先の交換が活発に行われ、
皆さん、いつまでも名残惜しい様子でした。
 
 
toy 


2017年1月21日土曜日

俳句実作講座①

1/20、俳句実作講座の第1回目が行われました。
この講座では、受講者の作品の添削指導を中心に、
現代俳句の現状についても学んでいきます。
講師は高野ムツオ先生です。

講義の前半では活躍中の俳人について、
その略歴や作品鑑賞をとおして、
現代俳句の現状について学びます。
 
 
 今回は神野紗希氏、寺井谷子氏、中村和弘氏らの作品が取り上げられました


後半では、予め提出された受講者の作品2句を
季語の選択、具体性、語順などを吟味して、
丁寧に添削指導していきます。
ユーモアを交えながら、和気あいあいとした講座となりました。
 
 
水沢高校の文芸・短詩部より生徒11名が受講してくれました
 
 
次回の講座は2/17(金)、作品の提出は1/24(火)までです。
まだまだ寒い日が続きますが、体調を崩されませんよう。
次回もみなさまのご出席をお待ちしております。
 
 
M.Y

2017年1月19日木曜日

「フォルダカフェ」オープン

連日、寒い日がつづいております。
一面真っ白になった詩歌の森公園では、
子どもたちが家族連れでソリを楽しんでいました。


公園の東屋周辺は天然のソリ山になっています


さて、こんな寒い日には、温かいコーヒーはいかがでしょうか。
1/17に新喫茶「フォルダカフェ」がオープンしました。



喫茶では飲み物や軽食をご注文いただけますが、
これまでと同様に、フリースペース(無料休憩所)としてもご利用になれます。
隣の「子どもコーナー」には、子ども向けの本やおもちゃをご用意しております。

「子どもコーナー」


雪遊びのあとは、温かい館内で、どうぞごゆっくりとお過ごしください。


M.Y

2017年1月18日水曜日

詩歌の森の季語さがし④

 
大雪となった先週末。
当地では最高気温が氷点下、という日も・・・。
 
 
前回の季語さがしの日とうって変わって
詩歌の森公園も
銀世界です。
 
 
こちらは
閲覧室や喫茶室の窓から臨める
池のようす。
 
 
 
スケートができそうなほど
一面凍っていました。
「氷」も冬の季語です。
 
 
張りつめし氷の中の巌かな 石井露月
 
*『露月句集』(1931年、青雲社)より引用
 
H.H


2017年1月17日火曜日

「東北詩人☓中国詩人 交流座談会」のお知らせ


21日(土)
当文学館において、
「東北詩人☓中国詩人 交流座談会」が開催されます!
(主催 独立行政法人 国際交流基金)
中国の現代若手詩人4名と東北詩人5名が
-困難から生まれる詩-を
テーマに語り合います。
貴重な機会、ぜひご来場ください!!
東北詩人  秋亜綺羅(宮城)
        菊池唯子(岩手)
        東野 正 (岩手)
        文屋 順 (宮城)
        和合亮一(福島)

司会     田 原

※都合により司会は、竹内 新 氏となりました。

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ご希望の方は、
お名前、連絡先(アドレス、電話番号)を明記のうえ
国際交流基金または当文学館まで。
              国際交流基金 Fax 03-5369-6041
           E-mail event_asia_oceania@jpf.go.jp
                                日本現代詩歌文学館 Fax 0197-64-3621
                                                               E-mail shiika@shiikabun.jp

2017年1月8日日曜日

古典文学講座

新しい年を迎え
 
古典文学講座第5回目(1月7日)が開催されました。
今回は「東歌と防人歌」を学びました。

 
14:00 まずは点呼から…

みなさん熱心に耳を傾けメモをとります! 
 
 ◇

 

講座開始時間より早く来館し、
本日の資料に目を通し予習中の受講生のみなさん。
 
 
全6回の本講座も残りあと一回。。。
 
次回は1月21日です。
 
 
                                                                       a.a
 
 
 
 
 
 

2017年1月5日木曜日

新年のごあいさつ

 
新年あけましておめでとうございます。
詩歌文学館は、本日から通常どおり開館しています。
2017年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 
文学館から一歩外に出てみると・・・
親子が凧揚げをしていました。
 
 
雪もなく、
すがすがしい青空が広がっている
今日の詩歌の森公園です。
 
今年もよい一年になりますように。
 
H.H