2017年3月28日火曜日

詩歌の森の季語さがし⑧

先週は雪が降る日もありましたが、
積もることはなく、
寒さもすこしずつゆるんできました。
陽の光や空の色も
冬から春のものに
変わってきたように感じます。
 
 
 
道路に面した
詩歌の森公園の入り口近くにて、
春の季語を見つけました。
 
 
 
馬酔木(あしび)の花です。
「あせみ」「あせぼ」と呼ぶこともあるようです。
木のそばの解説板には「アセビ」とありました。

可憐な花を咲かせていますが、
葉や茎には毒があり、
馬が食べると酔ったようになってしまうことから
「馬酔木」と書くのだそうです。
 
 
まだ咲きはじめ、といったようすでしたが、
真っ白でかわいらしい小さな花が
枝にたくさんついていました。
 
 
来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり 水原秋櫻子
 
*『水原秋櫻子全集』第一巻(1978年、講談社)より引用
 
H.H